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【2017年7月16日(日)宇都宮大学 公開講座】
館林城の再建をめざす会の講演
2017年2月、中学の友人(現市議・渋谷理津子氏)から、宇都宮の蓮研究家・印南さんを紹介された。
「宇都宮城と蓮池」のテーマで公開講座5回行う。
そのひとつとして
館林を訪れるとのこと、その際に館林城のお話しを依頼。
喜んで引き受ける。宇都宮と館林はとても近い藩だったのだ・・・。
時間は約1時間半。会場・トレジャーガーデン。
●
講演の準備として「館林藩・秋元家」と「宇都宮藩・戸田家」の姻戚関係を詳しく調べることにした。
系図を制作し、分かりやすく姻戚関係を図解。
当日参加される方々に、館林と宇都宮の関係を歴史をさかのぼって紹介し親睦をはかろうと思っている。
制作した図版をアップ。(この図の制作に2日。所用時間合計8時間。なにごとも時間がかかる)
江戸時代の終わり頃は規模が同じだったが、あれから150年。
現在の宇都宮市の人口52万。館林市7万ちょっと・・・・。
どうにもならない差があるね。
ふたつのまちを繋ぐ歴史を館林市市民の多くが知らない。もちろん宇都宮市民も知らないだろう。
今回まとめた図版を紹介する意義もある。
秋元家と戸田家その立ち位置が実によく似ている。
家格も石高も幕府内での役職もほぼ同じ。しかも名君が多いのが特徴だ。
【秋元家/戸田家のモデル出世コース】
奏者番(譜代大名が就任する役職。定員20から30名)→
寺社奉行(三奉行の最上位。次が勘定奉行、町奉行)→
若年寄(老中に次ぐ重職)→
老中(定員4〜5名。通常5万石以上の譜代大名)
両家で最初に老中になったのが
戸田忠昌(ただまさ)綱吉時代
秋元喬知(たかとも)綱吉時代
戸田忠真(たださね)家宣・家綱時代
秋元 凉朝(すけとも)家重時代
▲系図を見ると、両家がいかに親密だったかよく分かる。
秋元家で喬知(たかとも)は名君として名高い。父は戸田家の忠昌(ただまさ)。
母は秋元富朝(とみとも)の娘。
喬知の
正室は秋元忠朝(ただとも。泰朝の次男)の娘(義父の弟の娘=いとこ)母は知恵伊豆(松平信綱の娘・久満)。
忠昌の長男だが秋元家の養子となる。次男忠真(ただざね)が戸田家を嗣ぐ。
濃い関係。
(榊原康政の長男・忠次が妻の実家大須賀家の養子になる事例と同じだね)
(2017年7月9日アップ)
●
【2017年7月16日 講演 会場・トレジャーガーデンレストラン】
9時に東京を出発。館林は館林祭り2日目。
12時にトレジャーガーデンへ。広い駐車場に宇都宮大学の名が書かれた大型バスが駐まっていた。他に乗用車が2台。
3連休中日の昼。閑散としている。園内に人影なし。
ここはかつての分福ヘルスセンター。その後、結婚式場。今はローズガーデンとチャペル風の結婚式場のある施設となり、
半世紀以上も継続している。
東武鉄道が運営してなければ、存続しえない。
宇都宮大学公開講座の定員は20名。今回参加していただいた方は7名。(
みなさん元気な60歳以上)
幹事の印南さんは蓮の研究家。宇都宮城のお堀から江戸時代の蓮の実を探し出し開花させ広めた、宇都宮で著名な方。
午前中に城沼の蓮を船で観賞したあとにトレジャーガーデンで昼食。
その後「館林城」についての私の講演というプログラムでした。
食事中、
渋谷理津子館林市議が挨拶に訪れる。
市議といっても中学の同級生。仲間である。
今回の講演も渋谷さんの紹介から始まった企画だ。
1時講演開始。
上毛新聞の記者も取材に訪れた。懇意にしているS記者だった。
講演の持ち時間は1時間半。
始めの30分は自己紹介と宇都宮藩と館林藩との歴史的なつながり紹介。
宇都宮藩主戸田家と館林藩主秋元家との縁戚関係を図解して解説。
戸田と秋元の関係はとても密。
戊辰戦争で宇都宮城が幕府軍(大鳥圭介.幕府精強軍)の攻撃を受けて落城。激しい戦闘が行われた。
戸田家藩主等は館林に避難。親戚なので当然の判断だね。
城沼で蓮の花を鑑賞したご一行に、城沼に美しくそびえる館林城の画像をパネルで紹介し。
城郭紹介が始まった、(綱吉
25万石時代の城郭をパネルを用意)
綱吉時代の絵図面をプリントした資料も配付。
最後の30分で、
「館林城の再建をめざす会」の活動履歴を時間軸に沿って紹介。
そして質疑応答。
予定時間を30分延長して3時までお話しました。
新しいプロジェクト「館林市庁舎」保存、啓蒙活動の紹介もできて満足。
今回の企画を担当された印南さんの助けもあり、
終始和やかな雰囲気で講演を進行することができ、感謝です。
宇都宮市内の神社「二荒山神社」の読み方は「ふたあらさん」でなくて「ふたあらやま」と教わりました。知らなかった。
二荒山神社の本殿が戊辰戦争で焼け落ちたことも知りました。
(2017年7月18日アップ)
●
【2017年7月21日発行 上毛新聞】
上毛新聞東毛地区ニュースに「宇都宮大学公開講座」講演内容が紹介されました。
(2017/07/22 アップ)