最新情報/館林城調査・研究・提案

建築家による館林城研究


【建築家・橋本勇治氏とのコラボ】 
2012年11月23日(勤労感謝の日)

城郭研究にあたり、日本の伝統建築の知識が必要であると痛感。屋根の形や勾配、プロポーション、建材、施工技術、など、多くの参考書を調べても、やはり素人の域をでません。やはり専門家の方に協力をお願いする他に情報の精度をあげることはできません。

幸い、私の就職先が(株)パンデコンという、建築・情報デザイン・映像製作を行う事務所でしたので優秀な先輩方が沢山いました。今回、先輩である建築家の橋本勇治氏に、館林城の絵図面から、(櫓門や棟門、番小屋、隅櫓など)建築を読み解いて、スケッチで表現してもらうことをお願いしました。橋本さんの快諾を得て、2012年の夏から、資料をもとに打ち合わせをしてきました。
やはり建築家は正確さを求めます。歴史、時代考察、城郭建築の専門書などの調査・研究から始めることになり、たくさんの時間がかかりますが、無理なお願いにもかかわらず、積極的に調査をしていただけました。
近いうちに、このサイト上で発表しますので、ご期待ください。

【打ち合わせの途中のスケッチをご覧下さい】

館林城下・江戸口にあった櫓門スケッチ。建築家の精度の高いスケッチをご覧下さい。橋本スケッチ櫓門

【櫓門を警備する役人の詰め所として使用された番所のスケッチ】

スケッチ番所わかりやすい、想像しやすいスケッチ。しかも建築的なプロポーションも正しい。

【土塁の構造】

土塁イラスト土塁の構造がよくわかる。館林の総構えの土塁は、基本的にこの構造で造られている。
しかし、なんてわかりやすいイラストなんだろう。建築家の確かな目と正確な表現力に驚嘆。

【石垣の歴史、算木積み】

石垣イラスト

【2012年12月完成、そのクォリティの高さに感激】 
2012年12月9日サイトにアップ

橋本画江戸口

江戸口御門がリアルに蘇った。下の絵はそのディティール、完成度の高さをご覧下さい。建築家はすごい。以下ディテールをご覧あれ。

橋本画江戸口あっぷ

橋本画08橋本画07