最新情報/館林城調査・研究・提案

東宝映画のドル箱長寿喜劇映画シリーズ
第六作 『喜劇 駅前茶釜』
館林の話題を独占した映画であった。懐かしい〜。

【喜劇 駅前茶釜】昭和38年公開。 
館林が舞台になったメジャーな映画。他にない。

2016年4月18日、東京・飯田橋の名画座「ギンレイホール」へ映画を観に行く。疲れると映画を観るのが習慣になっている。映画を観ると元気になる体質なのです。
学生時代から出かけている映画館が2016年の現在まで存続するのが東京の美点。嬉しいね。
いつものロビーで開幕を待っていると、壁のラックにあったチラシが目にとまった。「駅前シリーズ」の映画チラシ。
駅前シリーズといえば、館林市民にとって「駅前茶釜」を即座に思い出す。
見逃せないイベントなので、情報をサイトにアップします。館林関係の方、しかも中央線沿線の方、ぜひご覧ください。
私はもちろん観に行きます。 小学6年生の時に一度見ただけの映画なので。
--------当時の印象としてはあまり面白い映画ではなかったというのが正直な感想。
芝居がかったドロくさい大げさな演技を受けつけなかったのです。当時の私は、植木等の無責任時代に熱狂していたので、伴淳や森繁などは古くさく感じていた。小6の男の子には森繁やフランキー堺の良さなど理解不能であった淡島千景も目の細いおばさんにしか見えなかった。駅前シリーズが古くさく感じたのは当時のTV番組「シャボン玉ホリデー」や「夢で会いましょう」のアメリカナイズされた軽妙なバラエティーの虜だったから。ビートルズのプリーズプリーズミーが大ヒットした時代だったのです。当時のこどもは洋楽指向でした。)--------------------

ロケ地は鷹匠町。現在の「ビストロ杉江」 の辺り。床屋さんがありそこが舞台であった。床屋さんの南は館林城の内堀である。
かつての城郭の雰囲気がフィルムに残っていたら嬉しい。それを確認しにいきたい 。
昭和38年の館林を観に行こう!!

駅前茶釜
▲勝手にチラシをスキャンしてアップしました。すみません。(問題があれば削除しますので)
  是非とも多くの方がイベントに参加されて映画を楽しんでください。イベントの成功を応援してます。

映画をみたら、報告しますので。
 (2016年4月17日アップ)

【喜劇 駅前茶釜】観てきました。 
阿佐ヶ谷ラピュタ 喜劇駅前大集合
モーニングショウ「駅前茶釜」
5月15日〜21日まで

ユニークな映画館「阿佐ヶ谷ラピュタ」座席50席のミニシアターだ。
中央線文化を色濃く感じさせる映画館である。
早朝、雨の中、仕事をサボって阿佐ヶ谷へ。10時半上映。
観客は10名前後。上映が始まると一気に昭和38年へ。
小六生のときに館林の大映映画館で観たはずだか、記憶は断片だけ。
鷹匠町にあったロケ場所の床屋さんのシーンだけ覚えていた。

それにしても、小6ではつまらない映画だった。バカな大人達のドタバタ喜劇。理解できなくて当然。
52年ぶりに観た感想は。まあまあ面白い。(三木のり平のきもかわ演技が秀逸)
とにかく大御所の役者が皆さん若いのだ。森繁、フランキー堺、伴淳、三木のり平、有島一郎。
ジャイアント馬場は青年だ。
女優陣も若かった。中尾ミエが少女のようだし、淡島千景、淡路恵子、池内淳子、横山道代・・・若くてしかもきれいだった。
          ◎
肝心の館林の街並み風景だが、これはがっかり。
茂林寺のシーンは何度もあり懐かしいが、記憶に残っている床屋のシーン以外に見せ場が無いのだ。
床屋越しにそば屋「たでぬま」が写っているシーンには、にんまり。
料亭の場面は第五なのか一柳閣なのか、スタジオセットなのか判断出来なかった。
(小学生が出入りできる場所でなかったのでわからないのだ)
もう少し、街並みが写っていると期待したのだが、茂林寺以外はほぼセットのような映画作り。残念。

それでも、大きなスクリーンで「駅前茶釜」を観ることができたのは、まことに幸いだった。
(2016年5月17日アップ)