最新情報/館林城調査・研究・提案

ナンバー最新号(2014年6月5日発行:7月17日号)に館林女子高ボクシング部が紹介されました。
プロデューサーの方、映画化をぜひご検討ください。
       ◎
註)嬉しいニュースが!!→2015年5月「ボクシングガールズ」として小説化された。

【Sports Graphic Nonber 2014 7/17】 
かんじょ(館女) とボクシング部と館林城。(やや強引)

6月4日の新聞広告。文芸春秋社発行「ナンバー」の広告がありました。特集は来週始まるサッカーW杯の記事でしたが、そこになぜか館林女子高校の名がありました。館林女子高校ボクシング部「乙女にパンチ」という記事。!?

ナンバー」7/17表紙
▲「ナンバー7/17表紙」
どうして館女にボクシング部が、レスリング部ならわかるけれど(レスリングの名門・館高がある)。思わず「ナンバー」を購入。
なるほど、本当にちゃんとしたボクシング部なのだ、しかも真剣に練習している。なんだか嬉しい気分に。
私はお城の再建の活動(館林を元気にするため)をしてますが、お城の他に館林のこども達を元気にするため「空手教室」を昨年から始めました。 空手はもちろん武道全般、格闘技も好きです。ボクシングも、もちろんリスペクトしてます。

記事を読むと、7年前にボクシング部ができたらしい。数学の三橋教諭に一人の生徒が直訴したことがきっかけ。
「1年生の生徒が『ボクシングやってみたいんですけど』と言ってきたんです。私は女子の指導をしたことがなかったので、どうすればいいんだろう?と思いました。で、とりあえず『やりたい人は昇降口に集まれ』と言ったんですね。」と三橋先生。前任校でボクシング部顧問を務めていたが、女子高に転勤したのでボクシングをやることはないと思っていたらしい。・・・(掲載記事より引用)
               ●
館女特集01
▲ 記事の扉ページ。いい写真だ。先生と生徒の表情がいいね。館女の制服も懐かしい。
館女ボクシング部記事
「ナンバー2014年7/17号(6/5発行)112P〜114Pの誌面を紹介。
丁寧な取材とすばらしい写真。好企画だ。内容は本誌を購入してぜひお読み下さい。

【彼女たちが練習する体育館はお城のなかにあった。館女とお城を結ぶやや強引な企画。】

館林女子高校(大正6年開校)は館林城と関係が深い。高校の敷地は外郭と呼ばれた場所を利用して建てられた。
外郭は 本丸、二の丸、三の丸を北側から防衛する重要な郭である。
秋元時代の地図(進藤家旧蔵)をもとに、女子高の場所を記してみました。女子高の体育館(群馬国体の時にレスリング会場となった)の北側に土塁が残っている。貴重な場所である。

館女古マップ館林女子高正門
私が高校生の頃まで、館女の校門手前に堀が残っていた。(真冬はスケートができた。嘘みたいな本当の話だ)(上の写真は2014年7月10日撮影)
館女の南側の入江堀もそのままの状態で残っていた。堀の一部を埋め立てて細い道が作られていた。堀の浚渫(しゅんせつ・たまった土砂を掻き出すこと)をしてないので、土砂がたまり、蘆が生い茂り、汚い尾瀬ヶ原のような状態であった。こどもにとってはエビガニ(アメリカザリガニのこと、地元ではエビガニと呼んでいた)釣りの遊び場。ただし夏はドブ臭く、夕方になると蚊が異常発生し、蚊柱(かばしら)が幾つもできた。黒い雲のように蚊が密集するのだ。スゴイね。(もう何十年も蚊柱を見たことがない。)
お城の堀は大切だが、きれいに維持管理しないと蚊柱が発生する。
(江戸時代も定期的に堀をさらって清掃し、維持管理に努めていた。記録に残ってます)

群馬県は栃木県・埼玉県とともに。公立高校が別学制度(男女別)。めずらしい地域である。(高校生の時はあたり前と思っていたのだが・・・。)
館女は自宅からも近く、親しみのある女子高だ。文化祭の時に初めて“秘密の花園”のような校内に入った。昭和44年の学園祭でのことだ。館女の校庭で踊ったもの哀しいフォークダンスのメロディを今も思い出す。オクラホマミキサー?、マイムマイム?など
館女の有名OGは団塊の世代で「見城美枝子」さん。より若い世代では「あらいすみれ」さん。
郷土の宇宙飛行士・向井千秋さん(昭和27年生まれ)は館女に進学せず、東京の慶応女子へ。その後、石原裕次郎の執刀医と知られ、日本人初の女性宇宙飛行士になる。これは同世代の館林の人なら常識ですね。
館林女子高の南、旧本丸跡(上図の絵図では本城)に向井千秋記念こども科学館がある。
(館林も群馬県、女性が強い?(かかぁ天下!)というか、女性が活躍してます)

【記事をもとに青春映画を作ってみませんか。
映画のタイトルは「ボックスガール」(仮称)】
大ヒットまちがいなし。館林城の知名度もアップ。

「箱乙女」ではありません。BOXING GIRL、ボクシングガールを略してボックスガール。 大ヒットした映画「フラガール」(李相日監督2006年、蒼井優主演)を思いだせば充分。他に 「ウォーターボーイズ」(矢口靖史監督2001年。妻夫木聡主演)や「スウィングガールズ」(矢口靖史監督2004年上野樹里主演)など、同じジャンルの映画です。
主役の女子高生役は蒼井優みたいな女優が好みですが、興業成績を考えてAKB48かも。ヒロインの名前は城明日香(あしたのジョーから、館林城の城。姓は城。名は明日香(アスカ事件があり、時節柄まずいかも。)明日菜(あすな)に変更。
ライバルはもちろん、力石徹ならぬ立石薫(たていしかおる)。部活の顧問は三橋先生と丹下段平を意識して、三平(みつひら)先生。
空想映画企画を大公開。----------------------------
●映画『ボックスガール』 2014年晩秋クランクイン。2015年夏公開予定(これ空想ですから)。
(「フラガール」に続くヒット作になる予定。)

[キャスト]
ヒロイン:城 明日菜(AKB48 の誰か、または新人)
ライバル:立石 薫(AKB48 の誰か)
ボクシング部顧問:三平先生(高橋克実)
気になる友人(男):黒木幹雄(白木葉子の男版、妻夫木聡のような新人)
ゲスト:しずちゃん(南海キャンディーズ)部員のたまり場・甘味屋「みつばち」(館林に実在した館女公認の喫茶店)のお姉さん役。または、鯛焼き「ヤギヤ」の看板お姉さん役。ヒロインに鯛焼きをおごる。夏はかき氷だ。
美人教師A(ボクシング部創部に反対する):高野人母美(たかのともみ、美人モデル兼プロボクサー) 美人教師のキャラ設定は、元・学生女子アマチャンピオン。試合で友人にひどいダメージを与えた過去があり心に傷を持つ(ミリオンダラー・ベイビーのように。)ボクシングを憎んでいる。ひたむきな明日菜により、いつしか傷も癒えて応援する立場になる。必殺技を伝授。よくあるパターンだね。
他に重要なキャラとして、明日菜のボクシング部仲間に日系ブラジル人が必要だ。(東毛エリアの多様性も紹介したい)。
お兄さんの名は当然、カルロスだね。(あしたのジョーに登場する天才ボクサー、カーロス・リベラだ)

[脚本]立川談四楼師匠(邑楽町出身で昭和26年生まれ。同学年、最近面識ができました。)に参加してもらいたい。師匠の息子さんはプロボクサー・高田小次郎。「ファイティング寿限無」という本も書いてます。


[ストーリー]
何も考えず館女(かんじょ)に進学した明日菜。いまだ見えない明日にいらだちと不安の日々を送っていた。
偶然、担任の三平先生が前任の高校でボクシング部の顧問だったと知る。
こどもの頃からの仲良し・黒木幹雄(白木葉子のオマージュ)は館高へ進学しレスリング部に入る・・・。
幹雄は明日菜をよい間合いでサポートする。(レスリングのコーチは高田祐司、ゲストに上武洋二郎など館林のヒーロー総出演)
あとは、ステレオタイプの展開に、
涙、笑い、ファイト、そして感動。元気をもらえる物語。最後は全国インターハイでの決勝戦で幕を閉じる。

映画の各所にボクシング映画の名作をオマージュしてほしい。
「ロッキー」「ミリオンダラー・ベイビー」など。

[おまけ]
全国に女子ボクシング部が多数創部され社会現象を巻き起こす。館林城が女子ボクシングの聖地のひとつになる。
「館林城杯・女子ボクシング選手権」開催。

【見せ場はココだ】
館林市と市民の全面バックアップ。
フィルムコミッションを日本で創設した前沢哲爾氏は館林出身。しかも同級生だ。もちろん館林城の再建をめざす会の会員(勝手に会員にしてますが)。全市をあげて郷土のPRを図る。
撮影は館林でのロケを基本にして制作する。例えば、 ボクシングのロードトレーニングは館女の隣、城沼。真冬(できれば早朝の朝焼け光の中)の城沼はとてもきれい。白鳥もいるし。絵になるね。それから三の丸の起伏のある土塁でトレーニング。
館女の体育館はもちろんだが、館高のレスリング部のカットも必要。 主人公の住まいはもちろん鷹匠町。まちなかのシーンとして土橋門や館林カトリック教会も絵になる。戦国武将の榊原康政の墓参りをするシーンも入れて欲しい。必勝祈願は館林城の武運の神様八幡社だ。・・・・・いったいどんな映画になるのか。

ほかに渡良瀬川と利根川の土手も絵になるシーンが撮れるね。

映画のロケで館林をもり上げよう!。

映画以外にも、アニメも可能だね。
館林出身のアニメ作家・原恵一氏(クレヨンしんちゃん劇場版や「河童のクゥと夏休み」など)に制作してもらいたい。


                                             (2014年6月8日制作:田中茂雄)

【7月15日、三橋先生からメールが届きました】
2014年7月16日(水)アップ。

館林女子高ボクシング部顧問の三橋先生からメールがとどきました。このサイトを読んでいただいて感謝です。
しかも楽しんでくれた様子でした。嬉しいメールです。ありがとうございました。
館女ボクシング部のさらなる活躍を期待しています。そして映画化が実現できたら館林の活性化に貢献しますね。

1年後・・・【2015年5月31日、三橋先生から再びメールが届きました】
館女ボクシング部がなんと小説に!?

2015年6月8日(月)アップ。

館林女子高ボクシング部顧問の三橋先生から1年ぶりにメールがとどきました。
館女ボクシング部を舞台にした青春小説ができました。「ボクシングガールズ」(TO文庫)澤田文著。
5月1日発売とのこと、さっそくアマゾンに注文しました。
画像をアップします。
ボクシングガールズ表紙01 ボクシングガールズ表紙02 ▲「ボクシングガールズ」澤田 文著 TOブックス 定価590円+消費税 2015年5月1日初版発行
TO文庫 書き下ろし小説として発売された。

6月7日現在、まだ少ししか読んでませんので、コメントはできません。
読んでからアップします。
館林を元気にする話題なので、ぜひご購入を。
(2015/06/07アップ)

        
【読み終わりました。2015年6月16日】
ようやく一気に読む時間ができたので、読み始める。
久しぶりの青春小説。読みやすい! ストーリー展開もわかりやすい!!
物語の背景が館林なので感情移入しやすい。楽しめました。

「主な登場人物」
●主人公;本田彰(あきら) 東京北千住から転職。数学教師、ボクシング部の顧問となる。
●舞台は群馬県立館明女子高等学校(館林女子高でなく、館明(かんめい)と変えている。いまいちしっくりとこないね。
略して「館女」だからいいのだが、できれば館城女子高等学校にして欲しかった。
お城の中に建てられた高校だし、城のアピールになったのに残念。映画化ではぜひ、群馬県立館城女子高等学校にしましょう。
●同僚の先生
田中 真由子(まゆこ) 家庭科教師。本田先生をサポートする。田中の苗字に親近感が・・・。
(館林では田中は少数派です。ほとんどいません。多数派は高橋、新井、ですかね・・・)
●館女ボクシング部員
吉瀬 七海(ななみ)ボクシング部マネージャ 成績優秀
鈴木 凜(りん)準主役 運動神経に恵まれる。家庭にやや問題あり。
阿部 綾香(あやか) 造り酒屋の一人娘。お嬢さんキャラ。
近藤 茉莉花(まりか)オシャレでモデル体型。ミスコンがあれば「ミス館女」当確
如月 美紗緒(みさお) 柔道初段 駅前のうどん屋「如月」の娘
小川 春花(はるか) 運動神経が劣るが、根性あり。「トロコ」の愛称。

●ライバル校のボクシング部員
埼玉の私学「前園学園」(どこがモデルなのだろうか?、佐日ではないようだ。)
 ネットで調べたらボクサーの内山高志の母校が加須市にある花咲徳栄(とくはる)高校。きっとモデル高校だ。 1982年開校ということで、まったく知らなかった。(私は高校3年卒業時の春に花咲の自動車教習所で免許をとった。1970年のことだ。付近は見渡す限り田んぼ。人家はない。超のどかな田舎だった。路上教習が田んぼ道なので見通しの良い一直線、ほとんどハンドルを回すことがない。信号のある交差点が数カ所しかなかった。それなので東京では運転できなくなった。)

山下 沙希(さき)ボクシング一家で育ったサラブレッド。

キャスティングでストーリーがイメージできるけれど、読むと面白いのでぜひどうぞ。
青春小説って爽やかでいいね。
(2015年6月16日アップ)