最新情報/館林城調査・研究・提案

『勝手に重要文化財・001』
この企画は、尊敬するデザイナー梅原真氏(高知県在住)が制作した 高知県のPR誌
「とさのかぜ」(季刊)の名物コーナーを参考に制作。いわゆるパクリ企画です。
町おこしに役立つことは、まねすればよい。ただし、マネは丁寧にね。

(高知県の関係者の方、問題があればご連絡ください。速やかに対処いたしますので)

【旧・二業見番】 
城下町館林の再生へ、欠かせない魅力的な建築。2014年1月28日アップ

二業鍵盤
二業見番マップ


本町二丁目東区会館 (旧・二業見番組合事務所)
昭和13年建設。二業とは芸妓屋業、料理店業の2つ。
見番とは事務所の俗称。旧・肴町にあるこの建築は
昭和30年代(私の小学生当時)でも異彩を放っていた。。

見番の歴史 

【二業見番の舞台は必見!背景画の老松も見事】


芸妓さんが踊りの発表に使った舞台が残されている。二業見番のメインの施設だ。まずは写真でどうそ。
背景画の老松の根元には笹の葉とかわいい梅の花が描かれていておしゃれ。「松竹梅」ということか・・・。
機会があればぜひご覧下さい。舞台の裏へ抜ける小さな潜り戸もあり、実に良くできている。
舞台
                                             (2013年10月撮影:田中茂雄)

【二業見番が教会に!】


郷土史家のK堀さんからの資料を見て驚いた。 エッ、二業見番の屋根に十字架が!!
一時期教会になったこともあるなんて、数奇な運命をたどったわけだ。
私は知りませんでした。私が知っているのは商工会議所として使われていた時。(小学生時代なので怪しい記憶だが)
資料の写真にソラヌス神父と書いてあったのですが、神父の服装がカソリックのようにみえる。
(館林カソリック教会の祭服(立て襟で、学生服のようで、丈が足もとに届くほど長い)と形が違いますが・・)
館林カソリック教会は私が小学生の時に旧・館林警察署の前に新しく建てられた。それと関係があるのかもしれませんね。
私は小学4年から6年まで日曜学校に通ってました。当時の神父は牧野神父という日本人の神父さまでした。それと小倉神父がいました。
私は熱心な信者でもなく、信仰心があったわけでもありませんでした。教会が館林にある唯一のヨーロッパ建築であり、そこは西洋の風が吹いてました。それに惹かれただけです。それと、自由に使える卓球台があったから。(小学校で大流行、卓球台が学校に1台しかなかった。二業見番の近くに店の名前を忘れたが有名な卓球屋さんがあった。)
結局、洗礼したわけでもなく、中学生になると部活がいそがしくなり足が遠のき現在に至る。
海外旅行でキリスト教会の聖堂に入る際の正しい作法(聖水をつけて、ちゃんと十字がきれる)が役にたちました。(神父さま、すみませんです)
二業見番の歴史

                                

【高知県の広報誌「とさのかぜ」をご紹介】


「勝手に重要文化財」の元ネタをご紹介。
デザイナー・梅原真氏が編集・制作。1996年創刊。始まりは、元NHK記者・キャスターで橋本龍太郎元総理の弟橋本大二郎が高知県知事に就任したときに「道をつくるときも、文化の視点がいる。あらゆるものに文化の視点がいる。」といって、文化を地域づくりのキーワードとした。
そうした背景で高知県が文化広報誌を作ることになった。梅原真氏が委員にえらばれ、「とさのがぜ」が創刊された。
創刊2号目から梅原氏が編集長になり誌面を刷新し、号ごとにテーマを決めて編集。ユニークな内容と読みごたえのある誌面で、県の内外から注目される。「勝手に重要文化財」コーナーは24号からスタート。
その後、行政の不手際というか体質により、惜しまれつつ2010年廃刊(通巻54号)となる。その誌面は今でも新鮮。愛読者も多い。

とさのかぜ