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- 読売新聞掲載2013年11月1日
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- 上毛新聞掲載2013年5月2日
- 上毛新聞・シャトル連載2013年4月
- よみがえる館林城展2013
- 石垣石探検隊
- 上毛新聞掲載2012年10月
- 「東北遊日記」吉田松陰
- 「お国替絵巻」山田音羽子
- 館林城絵馬(尾曳稲荷社蔵)
- 館林城・絵はがき
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- 館林城調査
長澤理玄展 2014年5月16日(金)〜18日(日)
【長沢理玄プロジェクト/長澤理玄展】
長沢理玄展、3日間で200人を越える入場者があり大成功でした。ご来場者ひとりひとりに、時間をかけて解説をしたいと思っていましたが、大勢の方々に丁寧な説明が行き届かず、申しわけなく思っています。展覧会の記録を兼ねて長澤理玄展の紹介ページを設けました。
【会場;二業見番】この建築のすばらしは、体験しないとわからない。
2014年5月25日(日)アップ。
長沢理玄展に訪れた方々の年齢は高い。長年、館林で暮らしてきた方々ですが。驚くことに、二業見番の中に入るのは初めてという方ばかり、実にもったいない。訪れた方々はみな建物の素晴らしさに驚いてました。館林のためにも二業見番を生かす方法を本気で考える時期にきてます。この展覧会がきっかけになれば主催者として二重の喜び。
[2014年5月16〜18日撮影。撮影;田中茂雄]
【 イベント;理玄の足跡を巡るお散歩ツアー】石村澄江先生の解説で理玄が歩いた道をたどる楽しい企画。
2014年5月25日(日)アップ。
長沢理玄展のメインイベントのひとつ。『疱瘡長屋の名医』の著者、石村澄江先生がガイドをしながら理玄と関係の深い場所を巡るお散歩ツアー。
コースは二業見番を振り出しに、片町を通り、大手門があった三角公園へ。大手門から北へ向かい円教寺へ。(理玄のお墓参り)→
円教寺から夜明稲荷へ。(江戸時代の正しい入り方で夜明稲荷へ)。→長澤理玄邸跡。(途中、山田音羽子邸を見る)→
鷹匠町の 岡谷瑳磨介邸跡(ここで上州初の牛種痘が実施された)→鷹匠町から長屋門(旧・大映、清流跡)を通り理玄が建てた種痘所へ。→金山神社を参拝、清龍神社へ。→二業見番に戻る。約1時間30分のお散歩コース。
【ガイドを助ける新たなお散歩マップを制作。】
現在の館林と幕末の館林をお散歩できる、画期的な「城下町・館林 お散歩マップ」とツアーのための簡易マップ
●進藤家に伝わった秋元時代(理玄が活躍した時代)のマップを下図として、現在の道路を点線で付け加えた地図と現代のマップを新たに書き起こし、地図上に館林の見所を精緻なイラストで分かりやすく表現。
また、城下町・館林ならではのお店(和菓子屋さんメイン)も加えました。
(お店は私が知っているオススメのお店だけ掲載)。
マップの制作に3ヶ月。自転車に乗り実地調査もしました。建築イラストは全て撮影し、新たに描いたものだ。手間も時間もコストもかかってます。今までにないクォリティのマップの完成です。プロの仕事をご覧下さい。
[デザイン・制作・著作:館林の再建をめざす会 田中茂雄 イラスト;田中茂雄、島田翠(株)コンセプト (2014年5月)}
●下の地図は、理玄の足跡ガイドのために急遽制作した地図。
モノクロコピーで配布しました。(時間も予算も限られているので印刷できません。すべて自腹なんです。)
下図は明治10年代の館林の地図。(明治6年に地租改正が施行され、税収を得るために、地番を策定した地図が必要になった)
明治10年代の館林は江戸時代と地続き。お堀も土塁も道路もそのまま。理玄が歩いた道が克明に分かる。大名小路は現在の2倍の巾があり、城内のメインの道路だった。
ガイドツアーは1時間半の予定だが、健脚向きコースも併記した。理玄の妻・ふさの実家である山下家。理玄が教えた藩校(造士書院)跡や洋学所跡、千貫門や橋の跡も見て欲しい。
【 特別企画;理玄の遺品展示】理玄を身近に感じてもらいたいと企画、長澤家の協力で実現しました。
2014年5月25日(日)アップ。
長沢理玄展の特別企画。貴重な品々を展覧会のための協力してくれた長澤家に感謝いたします。
とくに山田音羽子画の理玄の妻・ふさの絵は、保存状態が極めて良好。色鮮やかで150年の時を感じさせない素晴らしさ。山田音羽子画の肉筆を見るのも初めての経験でした。絵画の勉強をしてこなかった山田音羽子さんの才能に驚きました。
掛け軸の他に、長澤家に伝わる刀の鞘と柄(刀身はなし)。理玄が使用した秤(はかり)、蘭方外科医でもあった理玄が手書きした薬の調合書。(寛文年間、長崎出島に来日したオランダ人から伝わった製法の翻訳。200年後の理玄の所まで写経のように筆写され、受け継がれたことに感動。)※寛文年間とは1660年代で、綱吉が館林城主になった頃。
他に、長澤滋氏が収集した、理玄が紹介されている教科書や伝記なども展示できました。
展示した二業見番の和室ともうまく調和して、江戸時代の空気が流れていました。
また作品を紫外線から保護するために、和室の外側を暗幕で囲みました。薄暗い展示でしたが、配慮が必要な展示でした。
【研究発表;種痘所】理玄が建てた種痘所の実像にせまる。
2014年5月25日(日)アップ。
長沢理玄は万年元年(1860年)、藩主(秋元志朝ゆきとも)に請ひ「館林字金山に種痘所を設け・・・・・・・・」と記されている。遠山椿吉著「長澤理玄」(大正7年刊)
長澤理玄は、7反歩(約70アール)の広大な金山の地に、病院の機能を有した施設を作ったが、その形が今まで不明であった。資料により棟数や病室の戸数が不正確であった。そこで、理玄研究の第1級資料である遠山椿吉著「長澤理玄」を詳細に調べることにした。
建物の形状は、建築家・橋本勇治氏の協力を得て、完成した図を下記に掲載。
今まで、よく分からなかった種痘所の全貌が明らかになった。
【長澤理玄展・サプライズ】館林市名誉市民の正田氏が訪れてくれました。
2014年5月30日(金)アップ。
長澤理玄展は200名を越える方が来場。来場者の多くは会場である二業見番に興味を持たれた方々です。
最終日に館林市名誉市民の正田氏が足を運んでくださいました。ありがたいです。
しかも、貴重なお話しを伺いました。
そのなかで、二業見番の「歴史ヒストリァ」的なお話しをご紹介します。
●二業見番は戦時中に、日清製粉が二業見番組合から買い上げて本社として使用したこと。その後、館林商工会議所として使用するために寄贈されたこと。商工会議所の移転にともない建物は市に寄贈。
●皇后さまが二業見番の東にあった洋館に疎開されたこと。二業見番の舞台で遊ばれたこと、学芸会での発表の練習として二号見番の舞台を使用されたことなど。
館林の貴重な歴史を伺うことができました。二業見番の価値がますます高まりました。
正田氏を二業見番2階奥の和室にご案内し、長澤理玄の遺品の説明とともに、外部から侵入した蔦や天井の雨漏り、畳の腐食など建物の現状を見ていただきました。
早急な対策が必要との認識を得ていただきました。
【長澤理玄展・募金箱】会場に募金箱を設置しました。
2万3千36円集まりました。
ご協力ありがとうございます。
2014年6月3日(火)アップ。
長澤理玄展の目的のひとつに理玄の功績を後世に伝える記念碑をつくるということがあります。期限は来年、2015年。理玄生誕200年記念の年です。山形にあって館林にないのも口惜しいので始めてみました。
募金箱は透明なプラスチックの募金箱です。
初日・7月18日(金)は4386円でした。
2・3日目(土/日)は18650円。入場者の多さと、大口の方々がいらした。
3日間合計23036円集まりました。感謝です。
正直なところ、期限までに建てる記念碑がイメージできません。寄付の金額で建てられるのは木製の立て札でしょうか?
長澤理玄プロジェクトの目的は理玄の功績を館林の方々に知ってもらうことが第一ですので、記念碑が目的ではありませんが・・・。
理玄の知名度を上げることには貢献してます。上毛新聞、読売新聞、毎日新聞、群馬テレビ、館林CATVなどの媒体をお金に換算すれば、100万円以上の成果をあげている。ものごとをポジティブに考えれば、大成功ですね。