【2016年12月8日(木) 館林第二小学校(旧・南校)】

二小(北校)の栗原校長先生とは、昨年の長澤理玄授業の時にもお世話になりました。
私は54年前に南小4年竹組の児童だったので、4年竹組の授業が楽しみ。
昭和36年の担任は梅田うめ先生。かなり年配な先生でしたが、今の私はより高齢。オドロク!
少年老いやすく、学成りがたし。光陰矢のごとしだ。

今年の二小4年生はは64名。ほぼ三小と同じ。一小85名、二小64名、三小60名。城下町内の小学4年生は209名。
昭和36年の南小(二小)4年生(私の同級生)148名。町なかの活力も失せる訳だね。

9時45分〜10時30分。4年松組での授業。
10時50分〜11時35分 4年竹組。

まずは松組から。松組には空手の生徒が一人います。(上段回し蹴りが得意なケイタくん)

授業の始めに恒例の質問。「館林にお城があったことを知ってますか?」 
さすが全員知ってました。
「昨年、長澤理玄の顕彰碑(記念碑)を二小の近くに建てました。知っている人}手を挙げた子どもがたったの2名。
ショック!!。う〜ん!! こんなものかも知れません。伝えるということがいかに困難か・・・。
記念碑建てただけで満足してはいけません。
(出張授業を継続し、教育の現場に足を運び、直接子ども達に話をし、インパクトを与えて、伝えることが大切なんですね。)

授業時間が45分なので、始めの15分間で、理玄と館林城のことを解説。
20分で教室を離れて、徒歩1分の理玄碑へお出かけ。
教室に戻り、残り10分で質問と、理玄のエピソードを紹介、
(往診の時に刀を脇に差して出かけたこと、絵が素晴らしく上手であったこと、空を飛ぶ研究をしたことなど)。
あっという間の45分間。
松組の最後の時間、質問コーナー。空手のケイタくんを指名したのですが、ケイタくん起立したまま下をむきつつ終始無言。残念!
(当日夕方から空手の指導があったので、ケイタくんにどうして質問しないのかと問いただすと、シャイなケンタくんは話さない。
お母さんに訪ねると、前の晩の食卓で理玄の授業のことが話題にのぼり、必ず指名されるので、何を質問しようか悩んでいたらしい。
目立つことに慎重なケイタくんは、突然指名されて、フリーズしたのでした。)
               ◎
10時50分からの竹組の授業は、読売新聞社の佐藤記者が訪れて取材をしてくれました。
翌日(12月9日)の新聞の記事が掲載されたので、アップします。
2016年12月9日読売新聞記事長澤理玄

ふたつの授業をおえて、子ども達の元気な顔にふれると将来の館林に希望がもてます。
子ども達がいろいろなことにチャレンジして己の夢の実現と、館林の発展に貢献してほしい。
授業を終えて校長室で教頭先生とお話し。理玄の顕彰碑を制作した田部井石材店の社長さんと小中学(一小、一中)の同級生とのことでした。
世間はせまいですね。
(12月10日アップ)




【2016年12月2日(金) 館林第一小学校(旧・北校)へ】

一小(北校)の横山校長先生(二小元校長)とは以前「館林城の再建をめざす会」の活動でに二小を訪問した時にお会いしてます。
今年3月、中部公民館で優風館の子ども達が形の演武会を行った際も、見学に来ていたただきました。
優風館では一小の4年生が4名稽古してます。
そのこどもたちの前で授業をするのが楽しみ。無茶振りををするつもり。

一小(私にとっては北校)は、館林城下町の中にあり一番歴史が古い小学校。
明治になり館林西校として開校しました。卒業生に(私の一学年下)日本初の女性宇宙飛行士・向井千秋さん(旧姓内藤)がいます。

今回初めて北校(一小)の校舎へ入りました。
(かつての立派な木造校舎はすでになく、ごく普通の校舎。敷地は広い)
北校での授業は10時50分から11時35分(3限)3クラス合同で教室は視聴覚室。
(椅子はなく、床に座って講義を受ける形式)人数は85名。
講義内容は2週間前(11/17)の三小と同じ。
始めの10分間は館林城について。
「よみがえる館林城展」で展示したパネルを持参し解説。パネルの展示に道場の生徒・チヒロくんが いたので即、手伝わせる。

授業の始めにいつもの質問。
「館林にお城があったことを知ってますか?} なんと全員の挙手を期待下のですが、数名のこ子が手を挙げました。
約96パーセント!
授業中の写真を横山校長先生が撮影してくれたので、アップします。
2016年12月一小授業

45分間、座ったままで真剣に話を聞いてくれました。
話しの途中で、ハルくん、リアムくん、アカネちゃんの道場生に名指しで質問。
周囲のこどもたちが、どうしてフルネームで名前を知っているのか不思議そうな顔をしている。愉快ですね。

45分は短い。伝えられることもわずか。
理玄についてはテキストと新聞記事をセットで配布、ちゃんと読んで欲しい。
家に帰って家族に見せてほしいのです。こうした活動が理玄の功績を伝える最善の策です。
                ◎
横山校長先生が一小(北校)のホームページに授業の内容をアップしてくれました。感謝!
画像を転載。(許可をいただいてます)

2016年1202一小HP
※一小のホームページは内容が濃い。沢山の情報が詰まっている。素晴らしいです。
館林市立第一小学校ホームページサイト http://www.city.tatebayashi.gunma.jp/school/sho.daiichi/H284nen.html

次回は母校の 二小(南校)。12月8日(木)。
お天気が良ければ教室を出て、理玄の顕彰碑の前でお話しをします。
フィールドワークができるので楽しみ。

※読売新聞が取材に訪れてくれます。

(2016年12月5日アップ)




【2016年11月17日(木) 館林第三小学校(旧・東校)へ】

三小(東校)の校長先生は、長澤理玄顕彰碑の題字を書いてくださった。小山悦子先生の息子さん。
そうした繋がりもあって、長澤理玄のお話しをする機会を設けていただきました。

三小(私にとっては東校)は、第二中学に通っていた私の通学路にありました。母校である南校のつぎに親しみある小学校。
しかも、三小(東校)エリアは館林城内の7割。お城が身近な存在なのです。
10時50分から11時35分、45分の授業を担当。4年生ふたクラス合同(60名)の社会科授業。
写真を掲載します。(元気なこどもたち。表情が良いね)
20151117三小授業
20151117三小授業02

授業は長澤理玄の偉業の紹介がメインでしたが、三小なので、始めの15分は館林城についての話。
「よみがえる館林城展」で展示したパネルを持参し解説。
・綱吉時代の館林城絵図
・館林城図の精密な鳥瞰図
・本丸、南郭の櫓想像画

授業の始めに質問。
「館林にお城があったことを知ってますか?} なんと全員が手を挙げました。さすが三小!
昨年、二小(南校)で行った際は約半数。(これはショックだった)。
お城から遠く離れた七小(三野谷小)では2割。(なんとかしなくては)

お城の再建をめざしているのだが、お城があったことを知らない市民ばかりでは無理。
子ども達が館林の歴史に興味を持ち、誇りをもってもらいたい。そうした基盤がないとお城の再建など不可能。
城下町。お城。偉人ヒストリー・・・郷土の歴史を楽しめる素晴らしい素材が館林には沢山埋もれている。
しかもそれらは質が高い物ばかりなので、他の市町村がうらやむ内容なのだ。(地元ではわからない)
ゆるキャラのポンちゃんにうらやむ人はまれだが・・・。

長澤理玄の紹介は、自作した教材をもとに解説。
理玄の豪快で、探求心にあふれ、人の命を救うための行動力などを紹介。

45分は短いね。伝えたいことの半分しか紹介できませんでした。
三小のこどもたちは元気でノリもよく、楽しい授業ができました。
小山校長先生をはじめ4年生の先生たちへ感謝。
2016年11月17日三小授業
▲三小のホームページより。(授業中の写真は自分では撮影できません。小山校長先生ありがとうございました。)

次は12月2日(金)、一小(北校)

※小学校名に旧校名を入れるのは、いずれ旧校名にもどしたいという希望があるのです。
 歴史ある校名を無味乾燥なナンバー制に変えたのは歴史の汚点です。
 知性の劣化。ご先祖様への冒涜です。 (ちょっと言い過ぎかも・・・)
 行政の怠慢と悪意が根本原因かな。
  (南校を二小に変えた経過を調べてみたい。以外と根拠のない議論で決まったのだろう。
 それにしても、母校・南小はクラス名を松・竹・梅・菊のまま残してくれた。
 時の校長先生に感謝です。快挙だ。やればできたのだね!


 町名変更ともども、元に戻すべき。
 いずれ少子化で小学校も統廃合になるでしょう。名称を戻す良い機会ですね。

 

  「館林城の再建をめざす会」田中茂雄

(2016年11月20日アップ)


【2016年,今年もやります! 小学4年生社会科郷土の歴史 授業日程】

今年も小学4年生の社会科の授業「郷土の歴史」に出張授業を行います。
長澤理玄の功績を伝えるプロジェクトの根幹は、館林の子ども達への教育。
2016年は館林城内の小学校3校で行います。
今年は市内の三校。
以下日程。

【11月17日(水)第三小学校(東小)】
10時50〜11時35分。2クラス合同 60名

【12月2日(金)第一小学校(北小)】
10時50分〜。視聴覚室 3クラス合同

【12月8日(木)第二小学校(南小)】
9時40分〜11時35分 1クラスづつ(松組、竹組)
お天気なら徒歩2分の顕彰碑前でフィールドワーク

      ◎
教材は昨年使用した4ページのパンフの改訂版。
紹介された新聞記事。
館林城のパネル。

理玄教材表紙
▲表紙(A4サイズ×4ページ)理玄について。


△ページの先頭へ