【2017年,今年もやります! 小学4年生社会科郷土の歴史】

今年も小学4年生の社会科の授業「郷土の歴史」に出張授業を行います。
長澤理玄の功績を伝えるプロジェクトの根幹は、館林の子ども達への教育。
3年目のスタートは、群馬テレビの番組から。
群馬県教育委員会がスポンサーの教育番組「はばたけ!ぐんまの子どもたち」(7月15日8時〜8時30分放送予定)のテーマが出前授業。群テレ番組

私は出張授業と呼んでいた・・・・
私にとっては東京からの出張。しかし生徒の立場からみれば確かに出前授業だ。これからは「出前授業」と呼ぶことにする。

[番組出演の経緯]
5月早々、群馬テレビの担当ディレクター氏から連絡が入る。
県内で複数(前橋、高崎、桐生など)の出前授業を撮影し30分の番組に制作。番組は群馬県教育委員会がスポンサー。
館林の情報として2015年から始めた「長澤理玄の出前授業」を取り上げたいと申し出があった。理玄の功績が少しでも広がれば嬉しい。感謝。 
その後、二小の交渉からスケジュールまで私が動きました。(こうした準備は長年のデザイン制作活動を経験しているので得意なんです)

群馬県教育委員会生涯学習課がスポンサーなので、小学校としては全面協力ですね。
事前に校長先生にお会いして話をしたところ、校長先生は高校の後輩でした。世間は狭い。

【2017年6月15日(木)館林市第二小学校(南小)】
9時40〜 2クラス。(二小の4年生はたった2クラス。私が在学した昭和30年代は4クラスありました。)
授業時間は45分。
始めの15分で理玄の紹介と城下町館林のお話。途中、教室を出て徒歩2分の顕彰碑見学。まちのフィールドワーク。
教室へもどり、理玄のまとめと質問に応える時間。
 短い時間で理玄の功績と館林城下町の素晴らしさを伝えるために、パネルや教材を制作して生徒に配布。
理解を助けるための教材は必須。

二小出前授業2017年6月15日

      ◎
教材は昨年使用した4ページのパンフの改訂版。
(残り部数が少なくなってきたので増刷しないといけません。全て自腹で印刷しているので、理玄の出前事業に共感していただける方の支援をお願いします。メールをお願いします。)

自作したテキストは以下の内容。

理玄教材表紙
▲表紙(A4サイズ×4ページ)理玄について。
RIGEN
▲中面(理玄の功績をわかりやすく紹介。牛痘法を発明したジェンナーのコラム入り) 理玄テキスト表4
▲表4(裏表紙は理玄の年表と足跡マップ)
(2017年6月25日アップ)

【2017年度、長澤理玄「出前授業」計画と実施】

理玄の功績を後世に伝える活動として、最重要なのが、館林の子ども達への教育です。
4年生の教科書「のびゆく館林」に理玄が紹介されるようになり、認知度が高くなりました。
さらに子ども隊へ理玄の偉業を伝えるために、学校へ伺い、直接生徒に感心を持ってもらうことが何より。
授業を開始して3年目の今年は、館林の小学校全校で行うことを考えました。
「長澤理玄顕彰会」のメンバー3名が集まり、出前授業の実行を計画したのが9月。
各小学校へ連絡して、授業の内容をお話し、学年担当の先生にスケジュールを確認していただき、可能かどうかの判断を仰ぎます。
幸い、どの小学校の校長先生は好意的です。

全校の小学4年を対象とするので、教材が足りません。顕彰会会長・石村先生が印刷費を全額負担してくれました。
1000部増刷しました。
全てボランティア活動でまかなっています。
授業の交渉と実施は副会長・長澤滋氏(長澤家子孫)と田中の担当。

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●第一小学校 実施日;11月24日(金)済み 講師・田中/長澤
●第二小学校 6月15日 実施済み  講師・田中
●第三小学校 2018年1月25日(木) 講師・田中
●第四小学校 12月7日(木) 講師・田中
●第五小学校 都合により今年は無し
●第六小学校 都合により今年は無し
●第七小学校 11月 実施済み  講師・長澤
●第八小学校 実施予定  講師・長澤
●第九小学校 実施予定  講師・長澤
●第十小学校 実施予定  講師・長澤
●美園小学校 授業の実施は無し、副読本のみ生徒に配布

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「11月24日(金) 開催、第一小学校のレポート」

3クラス合同での授業は活気に溢れて、楽しい授業となりました。
生徒の質問も積極的で一小のこどもたちの姿勢が素晴らしい。
2017年11月24日一小授業▲長澤滋先生による理玄の人物紹介。
  子ども達は用意した教材「長澤理玄を学習しよう」を読みながら授業を受けている。
         ●
45分間の授業はとても短い。
始めの10分間で、理玄が活躍した江戸時代の館林城の紹介。(絵図面を見ながら一小の場所を確認してもらう)
長澤理玄の人物紹介を長澤滋先生が担当。(約15分)
特別に長澤家に残る理玄が使用した薬の調合文書の実物を持参していただき、子どもたちに見てもらいました。
興味津々の様子。よい刺激を与えることに。
次に天然痘の予防接種である種痘の説明と、長崎に伝わった種痘ワクチンが館林までたどり着くまでの経緯を紹介しました。
残り5分間で質疑応答。
沢山の子ども達が手を挙げてくれたのが嬉しい。時間がなくて4名の子ども達の質問に応えるだけになりました。

※今回の授業は上毛新聞館林支局記者も取材に訪れています。
(2017年12月4日サイトアップ)


「12月7日(木) 開催、第四小学校(大島小)レポート」

4年生全員で15名。四小(大島小)の子ども達はまとまりが良くて、明るく元気な子ども達ばかり。
授業は4限(11時40分から12時25分まで)

用意したテキストと江戸時代の館林絵図がプリントされた城下町お散歩マップを全員に配布。
(城下町マップには長澤理玄の足跡が記されている)
授業開始の10分間は、理玄が活躍した江戸時代のお話し。持参した館林城の復元パネルを見せる。
子ども達の反応は素晴らしい。興味爆発。一気に気持ちをつかむことができた。
         ●
30分間で理玄の人物紹介、天然痘という病気の話。種痘という免疫療法の話。長崎から江戸を伝わるまでの経緯。
理玄が江戸で種痘法を学び、館林と山形で普及させたこと、理玄が建てた病院のこと・・。時間が短い。
持参した副読本(オリジナルテキスト)に詳細が書かれているので、各自復習することを勧める。
最後の5分間で質疑応答。
何人も手を挙げる。素晴らしい反応だった。嬉しい、楽しい授業になった。
授業終了後、校長室でお話し。中村校長と校長室で給食のカレーをいただいた。
学校給食を食べるのは半世紀以上前のことだ。(正確に述べると54年前・・・・!!)
カレーと麦ご飯。おいしくいただきました。感謝。
20171207四小

(2017年12月9日サイトアップ

【2018年1月25日木、第三小学校での授業を行いました】

昨年に引き続いて三小(東小)4年生2クラス合同での社会科授業。
三小は家内の母校でもあるし、多くの仲間の母校でもある。(第二中学の学区内なので)
今年度赴任された小泉校長先生との話し合いで、こども達への歴史教育(郷土の)の大切さを確認できた。大変共感できたので、上機嫌で授業できた。気持ちが明るいとこどもたちに伝わる。こどものノリも徐々に良くなり、昨年の四年生に近づいて来た。こども達の元気な笑顔に接すると館林の将来は明るいと感じる。

実は読売新聞の取材が入る予定だったが、前日の夜10時ころ連絡が入り、館林市内で事件が発生し、その取材のため三小取材が不可能になった。とのこと。新聞情報の使命は事件の速報性にある。残念ですが次の機会に広報できるようにしたいです。
このこどもたちの笑顔を伝えたかった。

2018年1月25日三小01▲二クラス合同で46人(23人×2クラス)。授業終了後担任の先生に記念写真をお願いしました。最高の表情。よい写真です。
写真を見ると幸せな気持ちになれる。いいぞ三小。がんばれ。
授業中いつも話すこと。「みんな、がんばっていっぱい勉強して、社会に出て偉くなってお金を沢山稼いで、館林にお城を寄付してほしい」。こどもたちの返事はどの小学校も「任せてくれ1!1」イイネ。

2018年1月25日三小02▲こども達が手に持っているのは、オリジナルの副読本「長澤理玄を学習しよう」。プロのデザイナーとしての素晴らしい作品。
印刷費も全て自腹。というか長澤理玄顕彰会で負担してます。今年1500部増刷しました。
(2018年1月26日アップ)
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