最新情報/館林城調査・研究・提案
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- 2017年7月20日。足高OB会
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- 2017年4月。美しい館林を散歩
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- 第41回館林市近県剣道大会・2016年
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- T.pj news(Tプロジェクトニュース)
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- 大岡敏昭著「武士の絵日記」
- 「渡良瀬通信」2015年4月号。インタビュー記事
- 2015年 鷹匠町にビストロSUGIE(大手町)オープン!
- 2015年2月 足利で館林城の講演
- 2015年1月 ニュース
- 2014年11〜12月ニュース
- 絵はがき/城下町城門シリーズ、新聞記事
- 館林城・絵はがき/城下町城門シリーズ
- 館林市制60周年企画展「徳川綱吉」
- 安西水丸著「ちいさな城下町」
- 万延元年 遣米使節 子孫の会
- 館林(秋元)藩 石高 [表高と内高]
- 生田 萬 揮毫「小暮照房石碑」
- 懐かしの館林写真集、2冊発売
- 館林女子高ボクシング部記事
- 歴史好きにオススメの経済本
- お城再建事例01[山形城]いくらかかるの?
- 「長澤理玄展」2014年5月
- 「さよなら名建築」またひとつ景観が
- 「甦れ!江戸城天守閣」(著者:松沢成文)
- 「剣術修行の旅日記」(館林藩校道場の記述)
- 旧・二業見番(勝手に重文企画)
- 館林城を講演でアピール
- 明和町S氏邸にある綱吉時代の石垣石
- 2013年東京都シニア空手大会準優勝
- 長澤理玄プロジェクト
- 読売新聞掲載2013年11月1日
- 「よみがえる館林城展in足利」
- 種痘の碑(山形市)
- 日光脇往還・杉並木
- よみがえる館林城展オープニングパーティー
- よみがえる館林城展プラス情報
- 上毛新聞掲載2013年5月2日
- 上毛新聞・シャトル連載2013年4月
- よみがえる館林城展2013
- 石垣石探検隊
- 上毛新聞掲載2012年10月
- 「東北遊日記」吉田松陰
- 「お国替絵巻」山田音羽子
- 館林城絵馬(尾曳稲荷社蔵)
- 館林城・絵はがき
- 城下町散歩
- 堀・(土塁)調査
- 建築家による館林城研究
- 三重櫓・研究
- 榊原康政・調査
- 館林城調査
歴史好きが読んで納得の経済の本
【水野和夫著「資本主義の終焉と歴史の危機」他】
世界史の知識がマクロ経済の分析に役立つとは・・・。
2014年初夏。5月なのに夏日の連続。
冷房の効いた書店で目にとまった新書「資本主義の終焉と歴史の危機(集英社新書)」。手にとって立ち読み。
二つの興味深い図版があった。ひとつは「経済覇権国の金利の推移」(14,15P)と
「資本主義の構造の変化」(33P)。
歴史の知識が経済の発展とリンクしていたのだった。(あたりまえだが・・・)
立ち読みでは荷が重いので購入。それが読みやすく、面白い。
私たちの生活に深く繋がっている資本主義をあらためて考えるよい機会になった。
30代、40代の自分は新自由主義のシンパだったようです。それが50代になり還暦が近づくにつれ、
自己責任だの成果主義だのグローバル経済だの・・、居心地の悪さを感じてきました。座りが悪い感じ。
もっと違う経済もあるのではという気持ちになってきました。こうした気持ちは年齢のなせる技かもしれない。
残りの人生が有限であるとはっきりと分かる年齢になったということ。
あたりまえだが、人は死ぬときは手ぶら。大切な物は何も持って行けない。生まれたときも手ぶらだったのでしかたがないけれど。
そう思うと、過剰な蓄えというのは無用のことと思えてきた。
本書を読むと「西欧人は本質的にコレクティブ(蒐集)だ」という記述があった。過剰にモノをコレクションする。
お金が好きな人は過剰にお金を蒐集する。資本は過剰に資本を蒐集する。モノ効率的に蒐集し蓄えるには、資本主義が最も効率的だった。
反対に、欲しい物は他に贈与して初めて手に入れることができるという文化人類学の考え方に接したことが、
ここ数年、館林での活動の出発点になっている。結果はよくわからないが、現在のわたしは、お城の活動(館林の活性化のため)と空手の指導(こどもたちに強くなってほしい、優しくなって欲しいから)のふたつを人に贈与するという考えをためしています。
内容紹介をうまくできません。どうぞ本書を購入してお読み下さい。
(2014年6月2日制作:田中茂雄)